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今、ひとたびの紫の花

花の名前を知っていたらもっと楽しい・・・そんな話をしていたら娘が本をおくってくれた。背表紙に   下を向いて歩こうとあった
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二十四節気のことや俳句短歌おりまぜて野の花が優しく美しく映し出されている。
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はなだいこんのぺージ        心うたれました。釘付けになりました。 以下著者森沢明夫さんの文章です。ご紹介します。                                                                                             
 正式名称  オオアラセイトウ                      
別名 諸葛菜(諸葛孔明が食用に栽培を推奨したためだとする説があります)
       紫金草(しきんそう)                                                                                       
日中戦争のさなか南京虐殺事件の数ヶ月語に現地を訪れた日本軍の薬剤官、山口誠太郞氏は戦災廃墟の中で咲いていたショカッサイに胸を打たれ1939年に種子を持ち帰り栽培した。そして南京の紫金山にちなんで「紫金草」と名付け戦争犠牲者の供養のために日本中に花を咲かせようと、汽車の窓から種入りの土の団子を投げたと言う。紫金草は、次第に広がり、やがて「平和の花」と呼ばれ親しまれるようになった。1985年の「つくば万博」では100万袋もの種が世界に配られた。
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そういえば、初めてこの花に心奪われたのは満員電車の中からみた風景のなかだった。背中を圧されながら食い入るように流れる花を追った。
今まさに満開の花。   温家宝総理のお目にもとまったであろうか。
                                              幾万の 命みえたり 紫金草         平和でありますように

by unonosarara60 | 2007-04-14 09:47  

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